販売とは製品を売る事ではありません。その製品に隠されたメッセージを伝え、お客様をファン化し、リピートしてもらうことです。
隠されたメッセージとは、お客様がその製品を使った場合、生活環境にどのような変化が訪れるのか、また、未来に繋がる使用者のメリットはどのようなものなのかなどを、紐解くことです。
そのためには、販売員自身がその製品の特長を利点に換えて表現するなど、お客様が継続的に購入を促すためのプレゼンスキルが必要になります。
また、接客応対でも、お客様の好意を引き出す「表現力」が重要です。マナー良く接客するだけでは、お客様を交渉のステージに上げることは出来ません。
聞き取りやすい声量・声質、しっかりとコンタクトが取れる視線の配り方。
今求められる販売員はお客様からのリピートを増やし、その製品あるいはメーカーのファンになってもらい、未来の売上をつくれる販売員です。
対象者/こんな方におすすめです
アプローチ(お声掛け)に悩んでいる販売員
アプローチから購入までの時間が長過ぎる販売員
商品説明の整理ができておらず、お客様の納得を得られていない販売員
言葉が早口で聴き取りづらい販売員
表情や動作が固くて親近感を疎外している販売員
研修内容
*パーフェクトセリング(販売)研修は①俳優のキャラクター造形術②実演販売士のプレゼンテーション技術③司会の
進行技術④ナレーターの音声表現力⑤トレーナーのコーチング技術を総合して開発した「言葉」「体」「心」を使う
ビジネス演技力『ドラマテクノロジー®』~7つの表現箱~ をベースにプログラムを構成しています。1対1から1対複数まで、メッセージを発する全てにおいて必要な伝達技術がパーフェクトに網羅されています。販売員のキャラクターを刷新させ、プレゼン力やスピーチ力を超えたメッセージパワーを高める事で、心に描いた販売を実現させてください。
1キャラクター造形
【売れ続ける販売員像(キャラクター)を明確に捉える】
・販売員の役割と職業観を理解する
・売れ続ける販売員のキャラクターの外見と内面を明確に捉える
・基礎表現力と人間関係
※販売員は100%の接客を身に付けるより100通りのキャラクターで接客パターンを表現できる人がプロなのです。
お客様によって微妙に対応を変えるには、相手の嗜好性を瞬時に掴む観察力と洞察力が必要です。五感が研ぎ澄まされた販売員は、俳優の演技術から生まれます。
2音声表現力
【売れ続ける販売員の説得アイテムである音声言語のトレーニング】
・基礎ヴォイストレーニング(姿勢・呼吸・発声・音声・言葉化)
・基礎言語表現(活舌・アクセント・プロミネンス・抑揚)
・説得力を増す、音声表現のトレーニングです
※一日中話し続ける販売員の音声表現は、お客様に気持ちが入らないと単調なシナリオになってしまいます。1対1の
対応については、お客様との距離間に適正な声量と豊かな感情表現が伝わり、お客様の心が開かれるものが理想的。
3シナリオ構成
【商品の特性を分かりやすく伝えるためのポイントと方法】
・販売目的と購買目的のすり合わせ
・情報整理のためのWP法・PREP法
・印象に残る構成表現法 ex:数値法、引用法、極論法など
・記憶に残す構成表現法 ex:反復法、体験談など
・6点把握3点強調法
※商品説明についての情報が整理され、お客様への訴求ポイントは明確でなければなりません。また、体験談や比喩法
など様々な構成表現の工夫が、商品を魅力的に彩り、選ばれやすくなるでしょう。
4ツールの活用
【数秒でたくさんの情報提供ができる販促ツールの作成】
・ハンドアウトカード作成のポイント
・説明用ファイルの作成
・テスター商品や販促商品、サンプルなどの扱い方
・VMDマネジメント
・販売資料作成のポイント
※特に販売ツールは必要です。整理された視覚情報によって理解を増し、購入促進につながります。
5身体表現力
【何を言っているかより、誰がどのように伝えるかが重要】
・視覚情報の重要性
・7つの感情表現と表情
・販売員の整容とメーキャップ
・現品の扱い方と見せ方などの所作
・効果的な立ち位置
・膝・腰に負担の掛からない美しい歩き方(プライマリーウォーキング)
※お客様は何気なく販売員を選んでいます。笑顔もなく、質問しても適切な回答が期待できない販売員からは商品を買いたくないのが本音です。アイコンタクトに思いやりが溢れている。豊かな表情で受け止めてくれる。そんな販売員を買い物のパートナーに選ぶのです。
6コミュニケーション
【商品説明に集中させる、お客様の購買心理を学ぶ】
・プリファードペース(お客様と販売員の心地よいペースを体感)
・アプローチ3段階の距離間(①観察の距離 ②確認の距離 ③共感の距離)
・魅惑のクロージングテクニック
(即日購入を促す動機づけ・通販より高いリピート率を狙う)
※一方的な解説が上手く出来ても商品は売れません。お客様へのヒアリング、問いかけの質が高いと信頼感が生まれます。お客様と一緒に商品をコーディネイトする楽しさを味わえる共同力が大切なのです。
7ロールプレイング
・個別でトーキング準備
・ペアでロールプレイング
・プロダクショントレーニング
(ロールプレイングにて直接講師が販売演出を行いフィードバック)
・アセスメント(実演販売 診断)
・即時フィードバック
※研修前と研修後の成果が一目でわかる測定を行い「自信」をつけて頂きます。「自信」は最高の個人ブランドです。
自信のない人の話を他人は聴こうとしません。聴き手がグッと引き込まれるようなキャラクターに変身していることを
確かめてください。
※ベーシック(初級)アドバンス(中級)マスター(上級)のクラスター別に上記のプログラムの内容と
量が変わります。また、インハウス(社内)研修の場合は要望に応じて上記のプログラムから抽出して
カスタマイズ致します。
講師
<日本プレゼンテーション協会・認定講師>
『パーソナルブランド・スタイリング・プログラマー』
熊谷 真実 (くまがい まみ)
(株)資生堂仙台販売株式会社入社後、百貨店を中心にプレイイングマネージャーとしてマネジメント業務を実施。同社、メーキャップ養成機関「SHISEIDO Academy of beautyand fashon 」(SABFA)にて、メーキャップアーティスト資格を取得。株式会社アユーラへ転属。東急渋谷東横店にてオープニングマネージャーを経験。資生堂退職後、株式会社ヒューマンスカイへ転職。表現力に特化した人材育成プログラム『ドラマテクノロジー7つの表現箱』の制作に携わり、「変身の決定版!キャラクター造形」による、経済効果を高める人材の育成を行っている。